2017,12,19

昨年に続き、2017年度もこの科目を担当させていただきました。
緑の雇用制度の改変による影響もあり、本年度の受講生は30名。昨年の三倍!多い!
しかも、現場第一線の経験年数が5年から10年を超えるリーダー格。自ずと、緊張感が走ります。
「森林管理の目標」の話をする中で、第一線の現場技能者に一番理解してもらいたいのが森林の生態系サービスのうち「基盤サービス」の重要性。産業として取り組むなかで、どうしても供給サービスのみを考えがちですが、供給サービスは安定した基盤サービスの上にしか発揮してくれないと言うこと。要するに、山を取り巻く環境が健全でないと自分たちが享受を求める木材の生産も安定しないと言うこと。そうすることで持続可能な森林が維持できること。のようなことを伝えた買ったのですが伝わったでしょうか?短い時間のなかで伝えたいことも多く、なかなか大変でしたが、研修生は辛抱強く聴いてくださいました。今回は他府県からの研修生も多いので、吉野林業の現地も観察してもらいました。
少しでも、何かを持って帰っていただければ嬉しいのですが・・・。

(杉本)

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