2017年03月

日本の森林生態系研究の第一人者である藤森隆郎先生をお迎えし、学習会を開催しました。藤森先生はその研究成果もさることながら、とにかく素晴らしいお人柄であることに最初に感動しました。午後イチで奈良県森林総合監理士会のメンバーのみで、森林総合監理士の在り方や取るべき行動や精神についてお話を伺い、15時より講演会「後進に伝えたいこと」というテーマで先生の長年の経験から感じたことや思いを熱心にお話していただきました。「科学的根拠の無い施策はダメ」「誇りの持てる仕事をしなさい」など技術者としてあるべき姿をしっかり伝えていただきました。
講演会もその後の交流会も参加者は会場のCLTビル「ぷろぼの」のキャパいっぱいの40名の皆さんに参加していただき、大変有意義な学習会を開催できたと喜んでいます。
全面的にご支援ご協力いただいた谷林業さんとエルインクさんには心より感謝いたします。
 

(杉本)

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さすがに本業もバタバタとしてまいりましたが、県林業振興課が実施する今回の報告はなんとか聞いておきたいと、時間を確保し行ってまいりました。奈良県では様々な要因で全国的にもかなり遅れをとっている路網を中心とした作業システムですが、その改善による生産性の向上という課題に正面から挑んだ取り組みの報告会でした。実践は短期間であり目をみはるような大きな成果が得られたというわけではありませんが、背伸びをぜず、奈良県の森林や作業条件に適合したシステムをハードとソフトの両面から丁寧に検証された姿勢が感じられました。小さなことから一歩づつ、このような地道な取り組みを継続することは大変大切なことだと思います。
とても良い取り組みと報告会だったのですが、参加者が少ないのが少し残念でした。

(杉本)


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