前回の創刊号に続き第二号の「新春号」も多くの方々のご協力を得て完成することができました。見開き4ページで紙面が狭いこともあり、なかなか編集も難しいですが、少しづつ充実したものに仕上げていきたいと思っています。この新春号は昨日刷り上がり、本日配布のご協力をいただいている機関に配達してきましたので、年明けにはボチボチお手元に届くようになると思います。

 お読みになっての感想とか、ご提案、ご投稿などいただければ嬉しいです。ご連絡先は当会メールへお願いいたします。

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 冬型の気圧配置が長引く日本列島。幸い奈良県北部には積雪はないが、とにかく寒い。そんな曇り空の中、第五回NFA恒続林研究部会の活動を開催。

 年末、師走と言うことで「今回は欠席させて・・」などなど参加者の雲行きも「冬型」。「おれ一人だけちゃうか?」と心配していたが、勇者三人が集合。

 前回まで行った毎木調査の残りを何とか仕上げたいと頑張った。なかなか良いペースで進み、4時前に1haの毎木調査を完了した。結局1haに生えてい胸高直径4Cm以上の樹木はほぼ1,000本だった。

 このデータを図化し、その基礎データを基礎に森づくりを科学的に考えていく。

 ほっとしたが、まだまだ休めない。次は孔状画伐のモニタリングとして設置するライントランセクトの調査と、定性間伐のモニタリングプロット調査が待っている

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2020年度2グループ目のフォレストリーダー研修のお手伝いをさせていただだいた。

フォレストリーダー研修では「森林調査・収穫調査の実践」と「森林管理の目標と施業」を会の創設翌年2017から奈良県森林総合監理士会が実施主体の奈良県森林組合連合会から相談を受け、講義の組み立てと講師陣の派遣などのお手伝いをさせてもらっている。

緑の雇用の指導者の必須条件としてこのFL研修の修了が位置付けられており、近畿ブロックを全て奈良県森林組合連合会で受けているので受講者数が多い。ここ2年ほど漸増し、今年は受講者があまりにも多く2グループに分けての実施で、今回は2グループ目。

受講者の皆さんは、忙しい中を研修のために時間を割いて参加していらっしゃるので、内容は自分の能力の限り充実したものにしたいと心掛けているが、FL研修は本当に体力的にも精神的にもかなり消耗する。受講者の日頃の業務の違いや、業務経験の差も大きく、人によってこの研修に参加するモチベーションの差も少なからずある。加えて、近畿ブロックと言うことで、地域の林業のあり方にも大きな差があるので大変だ。

今回のグループは兵庫、京都、三重の三府県から28名が参加された。奈良県以外の地域の方ばかりなので、より気を遣う。加えて感染対策でマスクを掛けたままの講義・・・息ができない・・・酸欠・・呼吸が荒くなる。汗ダク。

しかし、フォレストリーダーはさすがだ、受講態度もしっかり社会人なので、こちらも喋りに熱が入りクラクラ・・・大袈裟だが、準備から始めて12日午前で役割修了した。目標林型の午後のフィールドワークでは総合農林の佐藤社長のご講義もいただきながらんとか3日間を終えた。大袈裟だが、駅伝の区間をなんとか走りきりバトンを渡した気分だ。研修生のこれからの林業人生のなんらかのお役に立てていれば良いのだが・・・。研修は大変だが各地の林業の仲間と巡り合えることはとても楽しい。


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